トップページへ / Introducing TLS(目次) / あるファンの場合



あるファンの場合


あまりにも衝撃的
 初クリアは本多智子さんで季節は春でしたが、初クリア時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。実はエンディングを見るまでは、転校が取り止めになるなどして「ああ、よかった」という結末になるのものだと思い込んでいました。ですから最終日の朝を迎えた時は「あれ?」という感じでした。しかも、学校に行ったら「寂しくなるね」とか言ってくるではありませんか。「まさか?」と思った矢先についに本多さんが登場。「どうして黙っていたの?」と聞かれた時にすべてを理解しました。
 クライマックスの告白シーン。すでに放心状態でしたが、最後の「うん。待ってるわ・・・。手紙・・・、書くね」このセリフを聞いた瞬間に涙腺が決壊…大泣きでした。主人公と自分の過去が重なり泣く以外の感情の表現が見つからなかったのでしょう。スタッフロール中は「恋のように僕たちは」をぼんやりと聴きながらずっと過去のある出来事を思い出していました。手紙のシーンが終わって5分くらいはなにも出来ずそのままだったような気がします。なんかのはずみで○ボタンを押し「セーブ中です」という声を聞いて我に返ったというエピソードがあったりします。
やはり素質
 私は高校3年生の時に付き合っていた人に先立たれた経験があります。だから離れてしまうというエンディングはとても酷でした。当然のことですが、死んでしまえばもう二度と会うことはできません。でもトゥルー・ラブストーリーの場合は別れて終わりではありませんでした。再会を誓うことができるのです。ただそれだけの事がとにかく嬉しかったのです。トゥルー・ラブストーリーをプレイすると一時的ですが心に空いた穴を埋めてくれます。そして、再び穴が空いたらまたプレイするのです。
 トゥルーラブストーリーは「思い出したくはないけれど絶対に忘れたくない」そんな想い出を心の奥底にしまっている人にはとても魅力的に感じるゲームだと思います。私にとってトゥルー・ラブストーリーは存在自体が奇跡とも言えるものなのです。
ゲームとして楽しめます
 クリア続ける理由に純粋にゲーマ−魂を揺さぶられたというのがあります。マルチエンディングならば全部のエンディングを見ようとしますし、キャラが複数あるようなゲームなら全員でクリアしてみようと思います。用意された目標がある限り達成するまでやり込むことが多い性格です。
 初代トゥルー・ラブストーリーなら登場キャラが9人。そして季節によるバリエーションがあるため最低でも24回は遊べます。さらに、すべてのイベントを体験するとか、アルバムを埋めようとするとクリア回数は軽く100回を越えるでしょう。何度もプレイしているのはトゥルーラブストーリーの全てを知りたい…そんな気持ちが強かったせいでもあります。クリアするローテーションを決めたのは特定のキャラに片寄らないようにするためです。クリア回数を均等にすることによってより深くそして広く知ることができると思ったからです。

トップページへ / Introducing TLS(目次) / ページの先頭へ